社内失業中の40代男性が語る|何もしてない日々のリアルな過ごし方

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記事は筆者の体験と調査をもとに構成したもので、感じ方や効果には個人差があります。
あくまで参考情報のひとつとして、お読みいただければうれしいです。

「社内失業」という言葉を知ったのは、わりと最近のことでした。
でも気がつけば、自分もその状態に足を踏み入れていた気がします。

出社してもやることがない。誰にも期待されていない。
そんな空白のような日々の中で、わたしが感じたことと、小さな選択について書いてみます。

この文章は、誰かを責めるものではありません。
ただ、自分の居場所を見失いかけた40代のひとりの男性が、「このままでいいのか?」と立ち止まり、少しずつ自分なりの答えを見つけようとしている記録です。
同じような状態にいる方にとって、少しでもヒントや安心材料になればうれしいです。


目次

社内失業って、わたしにとってこういうことだった

仕事はあるようで、実際には何も求められていない。
そんな感覚を、いつの間にか抱くようになりました。

リモートワークが中心になり、顔を合わせる機会もほとんどなくなりました。
SlackやTeamsに表示される”オンライン”のステータスが、自分の存在を示す唯一の手段のように感じることさえあります。

最初のうちは、「今日はたまたま指示がないのかな」「きっと次のプロジェクトが決まるまでは時間調整だろう」と思っていました。
でも、数日が数週間になり、数か月になっても状況は変わらなかったのです。

日中はYahooニュースや日経の記事を見て、時間を潰すことが習慣になっていきました。
過去の資料を“確認しているふう”に開いて、PCの前に座ってはいるけれど、手は動かない。

誰にも指摘されないけれど、誰にも見られていない。
そんな無風の時間が、静かに、でも確実に心の奥に澱のように積もっていくのを感じていました。

焦りよりも、「ああ、もう必要とされてないんだろうな」という静かな諦めのようなものが、少しずつ心に広がっていったのです。


期待されない職場と、期待してくれる家族と

上司とは、必要なときにだけ話す程度。
もちろん怒られるわけでもなく、表面的には丁寧な対応です。

でも、そのやりとりの中に“次の仕事”の気配がない。
「この人に何かを任せよう」という期待や意志が、もうそこにはない──そんな空気を、言葉の行間から感じ取るようになりました。

業務で関わることのある同僚と、たまにTeamsで雑談を交わすことがあります。
相手は通常通りの仕事に追われているようで、その様子を見ていると、自分がどこか別の時間に取り残されているような気持ちになります。
「最近、どう?」と何気なく聞かれるたび、少しだけ言葉に迷う。
「特に変わりないです」と返しながら、内心では“変わらなさ”に対する居心地の悪さを、そっと抱えていました。

でも同時に、無理に変わろうとして疲れていた自分にも、気づき始めていました。
周りのペースに合わせようとしても、いまの自分にはそれができない。
だったらいっそ、立ち止まることを選んでもいいのかもしれない──そんなふうに思うようになったのです。

わたし自身も、新しい仕事に手を出すのはやめました。
求められていないのだから、無理に動かなくてもいい。そう自分に言い聞かせて、ゆっくり過ごすことにしました。

パートナーからは「転職活動どうするの?」「何かできることからやってみたら?」と、時折やさしく促されることもありました。

でもわたしは、今のこの状況を根本から変えるのは難しいと思っていました。
気力も湧かないし、どこかで「もうここまでだな」という限界のような感覚もあったのです。

それでもパートナーは「今はゆっくりしててもいいかもね」と言ってくれて。
わたしのことを「まだできる人」だと信じてくれている──その気持ちが、何よりもありがたかったのです。


このままでいいのか?という問いと、わたしなりの答え

最初のころは、正直とても焦っていました。
「このまま何もせずに毎日が過ぎていくなんてまずい」「何か行動を起こさなければ」と思い、焦りに背中を押されるように、資格取得サイトを眺めたり、転職エージェントに登録したりもしました。

朝は少しだけ早く起きて、自己啓発系の本を開いてみたり、「自分を変える7つの習慣」みたいなテーマの動画を流してみたり。
でも、いま思い返せば、どれも“焦りの中で無理やりやろうとしたこと”でした。

気持ちが乗っていないまま始めたことは、当然続きません。
何ひとつ手応えを感じられず、そんな自分にまたがっかりして、気力が削がれていく──そんなサイクルに入っていたと思います。

そこからようやく、「無理にがんばらなくてもいいのでは?」と思えるようになってきました。
毎月、生活できるだけの給料はちゃんと振り込まれる。会社からは特に何も言われない。ならば、自分を休ませる期間にしてもいいんじゃないか、と。

「仕事にはやりがいがあって当然」という価値観から、すこし距離を置いてみる。
それは40代のわたしにとって、小さな“自分との和解”でもありました。

その代わり、少しずつ“仕事ではない自分”の時間を大切にするようにしました。
家事を分担したり、子どもとのんびり過ごす午後があったり、料理のレパートリーが少しだけ増えたり。
何気ない日常の中に、自分の存在を確かめるような時間が増えていったのです。

たとえば、昼休みはあえて誰とも会話せずに、静かな場所で本を読んだり、窓の外をぼんやり眺めてみたり。
忙しさから離れて、自分のリズムで過ごす時間に、思った以上の安らぎを感じることがありました。

わたしにできるのは、今の自分を否定せず、その心の動きをちゃんと見つめておくこと。
焦らない日々の中で、少しずつですが、「このままでもいいかもしれない」という感覚が育ってきた気がしています。

当然ながら、「このままでいい」と心から思っているわけではありません。
ただ、どれだけ悩んでも、変えられない状況もある。

そんなときに必要なのは、自分を責めすぎないことなのかもしれません。

毎月給料が振り込まれるという現実の前では、ある程度割り切ってしまうのも選択肢のひとつ。
「仕事にはやりがいがあって当然」という考えから、少し距離を置くことも、40代のわたしには必要だったのかもしれません。

働くことにやりがいを持てれば理想だけど、それが叶わない時期もある。
だったら、「今はそういうフェーズ」と位置づけて、少しずつ立て直していけばいい。

それがきっと、次の一歩に必要な力になると信じています。


社内失業という言葉に、意味を与えるなら

「社内失業」という言葉には、どこか攻撃的な響きがあるかもしれません。
実際、「仕事をしていない=価値がない」と受け取られがちなこの言葉は、自分自身を否定するような感覚をもたらすこともあります。

でも、それをあえて受け入れてみたら──。
見えてくるのは、自分が立ち止まっている場所と、そのまわりの風景です。
「働かない自分」にも、何かを感じ、考え、揺れている“自分らしさ”がちゃんとあるのだと気づきました。

社内失業という状態は、必ずしも「無価値」を意味するわけではありません。
むしろ、「いまは流れに逆らわず、立ち止まって考える時期なんだ」と思えるようになったことで、わたし自身の見え方が少し変わりました。

焦らなくてもいい。無理に足掻かなくてもいい。
静かに深呼吸して、自分のペースで生きるという選択肢もある。
そんなふうに思えるようになってから、わたしはAIを活用した副業ブログを始めました。

副業ブログにした理由は、通勤も営業活動も必要なく、自分のペースで、思考と向き合いながらできるものだったからです。
そして、AIの力を借りれば、ゼロから全て自分で書かなくてもいいというのも、気持ちのハードルをぐっと下げてくれました。

最初はまったく手が動かなくて、それこそ“ただ座っているだけ”の日も多かったです。
でも、ある日ふと書き始めたことで、頭の中が少し整理されて、心も軽くなった気がしました。

すぐに成果が出るわけではありませんが、「何かをしている」という実感が、自分の中に小さな火を灯してくれたのです。


まとめと、わたしが静かに始めたこと

“社内失業”という状態に、正解も不正解もありません。
でも、自分を責めすぎずに、いまの状況をきちんと受け止めることができたなら、それはもう小さな前進だと思います。

この経験を通じて、わたしは「がんばらない戦略」もアリなんだと気づきました。
すぐに答えを出そうとしなくてもいい。結果を急がなくてもいい。
何より大切なのは、自分の心と体がつぶれないことだと、今は思えます。

焦って何かを成し遂げようとするより、静かに過ごす中で、何かが芽生えるのを待つ。
そんな時間にも、ちゃんと意味があるのだと信じられるようになったのは、社内失業という状態を経験したからこそです。

ほかにも、今回の内容に少し通じるような話をいくつか書いています。
「なんとなく、自分にも似ているかもしれない」と感じたら、よければこちらも読んでみてください。

家族との時間を大切にしたい。けれど、会社の給料だけに依存するのは、どこか不安で…。
そんな気持ちのなかで、「副業」とどう向き合うかを整理するきっかけになった話です。
👉 40代、副業を選ぶ前に考えたこと。社内失業と、がんばらない戦略とAIと。

やる気や気合いだけでは続かない。だからこそ「がんばらない設計」で、少しずつ続けてこれた気がしています。
習慣化のヒントや、AIとの付き合い方についても書いています。
👉 “がんばらない副業”を育ててみたら、意外と続いている話


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